2014年9月14日日曜日

トビムシをあげてみた

アカハライモリの腹色形成機構に関する研究」の「第5章 幼体期の食性」
によれば,幼体の主なメシはトビムシだそうな。


トビムシってなんだ?  これ,家庭菜園とかで見たことあるなぁ。ってことで,早速採取してきましたヨ。

1mm~2mmくらいしかありません。オマケにへんな生き物も捕獲。

家庭菜園と芝生の境目のレンガブロックをひっくり返して見ると,キモイ生き物がウジャー。大人イモリの大好きなナメクジも大量にいます。トビムシはとても手で捕獲できる大きさではありません。そこで,予めダイソーで買ってきておいた絵筆でプラケにはき落としました。ついでに土が入ってしまうのは,防ぎようもない。

このまま幼体の住まいに投入するのでは,汚してしまいそうです。そこで,ヨーグルトの空き容器に移し替えてあげてみました。

トビムシたちの大半はヨーグルトカップの中に居座りますが,チャレンジャーなのか数匹は飛び出してきます。そして,イモリたちの周りを走り回ります。

食べろ! 食べるんだ! イモリィィィーーー!

飼い主の期待もむなしく,ガン無視です。一番の大好物のはずなのに,どうしましょう。


相変わらず,ぬらした乾燥アカムシをフリフリしてもイヤイヤしますし,置きエサもガン無視します。まいったなー。

こうなったら,体力を蓄えるために,変態前の連中は,さらにエサ食い放題にするしかない。ってことで,本当は使いたくなかったけど,ボウフラを投入。

いやー,ピコピコ動くボウフラを追い掛け回します。やっぱり,肉食動物の飼育の醍醐味って,ここですよ。

あれ? 

脱皮している個体がいます。

左の個体が脱皮中です。

兄弟でダンスしているわけではありません。

ここまでくると,あっという間に変態が始まってしまいます。

もちろん,この子は捕獲して,上陸11号(候補)という扱いになりました。いつもの,上陸準備プラケに移動させました。

さて,昨日に上陸準備プラケに移動させた個体は,予定通り変態をおこしていました。

正式に上陸10号となりました。

現在,水中生活者9匹,上陸準備中が1匹,陸上飼育中が9匹,死亡1匹。

陸上飼育環境がだんだん手狭になってきました。

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