2014年10月26日日曜日

コオロギを食べるのが上手いコ,下手なコ

いつもお世話が主体で,あんまりじっくり観察できていませんでした。本日,とくに出かける用事もなかったので。ゆっくり観察していました。

何匹かは,上手にコオロギの幼虫を捕食していました。この子たちは,もう大丈夫ですね。笑ったのは,乾燥アカムシの山に佇むコオロギを捕食する際,がっつりとアカムシも口に入れてしまっていた子がいたこと。その子は,最初はアカムシを口から出そうとしていたみたいなんですが,結局むしゃむしゃ飲み込んでしまいました。結果オーライ!乾燥アカムシを食料と認識してくれるといいのですが。こういう偶然を狙い,アカムシを盛り付けたお皿に,コオロギ用にメダカの餌をまぶしておきました。うまく,コオロギが集まってくるといいですね。

狩りが下手な子は当然います。そういう子は,やっぱり体格がスリムです。そういう子に限って,コオロギをピンセットで口元に持っていっても食べてくれません。こういう子でも,水滴に溺れかけているコオロギは上手く捕食できるようです。そこで,プラケ内にわざと小さな水溜りを作ったりしてみました。こういう子でも,捕食がうまくいくようになれば体力が強化され,狩りがうまくなると思います。

また,大部分の子はピンセット給餌を受け付けてくれませんでしたが,1匹だけ5匹もピンセットからコオロギを食べてくれました。同じ親から生まれた兄弟たちですが,性格にはずいぶんと差があるいようです。個性に応じて名前をつけようとは思うものの,外見では区別が難しく,18匹もいるので,今のところは難しそうです。

20個の卵から始めて,上陸後に突然死1匹,飼育者のミスによる脱走による乾燥死1匹と2匹を失っています。いま,18匹います。全員,このまま無事に大きく育つといいな。

2 件のコメント:

  1. はじめまして!
    イモリブログさんのところから参りました。
    まだ1スクロール分しか読ませて頂いていないのですが、じっくり楽しませて頂きます!
    (特に、フタホシコオロギについては自給に切り替えようかとまさに思っていたところなのでジックリと)

    ところで、上陸する種の子育ては大変じゃないですか?
    以前、マダライモリを通販で購入したら変態直後だったのでエサと湿度の確保で大騒ぎした思い出があります。
    …たった2匹でしたが(今はデブデブと余裕ぶっこいています)

    当方(「当館」と自称)でもハナダイモリとウーパールーパーを産卵から看ておりますが、上陸しないということがどんなに楽かマダラの後でシミジミ実感しました。18匹頑張って立派な大人にしてあげてください!

    あと、よろしかったら当方にもお越しいただけると幸甚です。

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    1. > 崩れさん

      いらっしゃいませ。
      コオロギの自給,案外簡単でした。これ,ネタになるので,本日のエントリー
      に取り上げさせていただきますね。

      変態直後の子育て,大変なようでいて,そうでもなかったかもしれません。
      自分で卵から育てたので,幼生時代の健康状態も知っていますし。
      上陸後は暫くエサを食べないと聞いていたので,できるだけ大きくしてから
      変態を起こすように心がけました。その結果,小さなk個体でたしか43mm,
      大きな個体で57mmで変態したと思います。40mm未満はゼロでした。そこそこ
      体力があったので,餌付くまで持ちこたえたのだと思います。
      いきなり通販でやってきた幼体だと,その子のクセがわからなかったり,
      活きエサの準備に追われたりと大変だったでしょうね。

      武蔵野水族館,拝読させていただきますね。

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