2015年4月28日火曜日

1000円マクロレンズ

1000円でEF28-80mm F3.5-5.6 IV USM (完全動作品)を入手しました。

5Dにつけたところ。もともと,このレンズはフィルムのEOS KISSのキットレンズです。
標準ズームとして,使いやすいレンジ,かつ軽い。今でも,贅沢いわなきゃ,フルサイズでも十分に使い物になるレンズです。

今回,簡易マクロレンズの素材として,このレンズを調達しました。完全動作品をバラすのはもったいないと思いましたが,標準ズームはすでにお気に入りのがあるので,どうせ死蔵してしまうと思い,初志貫徹にて改造することにしました。

通常,前玉はずしマクロへの改造の素材はジャンクレンズを選びます。このとき,絞りが正常動作すること,中玉と後玉が綺麗であることが重要です。前玉のコンディション,AFの不具合は関係ありません。どうせ,MF撮影しかしませんので。

かなり,ショッキングなお姿。
精密ドライバーと吸盤1つで,バラせます。3分もかかりません。ネジを外すのは3つだけだし。

とりあえず,ネジとともに保管しておきます。

どの程度の倍率でマクロ撮影ができるのか,フルサイズの5Dで試しました。

まずは,ワイド端からです。

紙の裏からテキトウにストロボをあてています。

45mm×30mmの範囲が写っています。倍率は0.8ですね。

次に,テレ端です。

照明はかなりいい加減です。

17.8mm×11.9mmの範囲が写っています。倍率は2.02です。かなり優秀。

ワーキングディスタンスがかなり短く,レンズの先端を水槽のガラス面ギリギリまでもっていく必要がありますが,生体撮影では前面に出てきた個体を撮影することが多いので,活躍の機会は多いと思います。

また,APS-C機では勝手にトリミングがかかるようなものなので,ワイ端で28mm×19mm,テレ端で11mm×7mmの範囲を写すことになります。

では,実際にこんなヤツを写してみましょう。

先日,水棲環境にむりやり移行させた2014年生まれのアカハライモリです。ワイ端です。

これがテレ端です。もちろん,トリミングなし。
カメラ屋のジャンクコーナーで300円とか500円とかのレンズで,こういう遊びができます。

ただし,かなりの近接撮影になるので,ピントがあう範囲が狭いのをカバーするために絞りをきつくする都合,光量がたりなくなるので,外部ストロボが必須ですが。



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